ECの世界

EC業界に関係ありそうなテーマなら何でも

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

(第19回)MAについて

デジタルマーケティングの実行作業を自動化すること、または自動化してくれる機能がオールインワンでパッケージされたツールをMA(Marketing Automation)といいます。クラウド型で提供されることが多いため、マーケティングクラウドと呼ばれることもありま…

(第18回)運用型広告と自動化

インターネット広告は純広告と運用型広告に大別されますが、現在は運用型広告が主流となっています。2016年のインターネット広告費の約70%を運用型広告が占めるほどです。純広告が「〜の期間で〜円」「〜impで〜円」のように固定で広告枠の売買がなされるの…

(第17回)アトリビューション分析

アトリビューション分析という言葉があります。これは広告のCVに対する貢献度を測る分析手法を指します。2011年頃からバズワードとして広がり始めました。広がりの背景としてよく指摘されることは、メディアやデバイスの多様化です。一人がスマホ・タブレッ…

(第16回)アドネットワークとDSP

アドネットワーク(Ad Network)とDSP(Demand Side Platform)は、広告効果を最大化したい広告主にとって重要なツールです。過去のエントリでもそれぞれ触れましたが、今回は広告主から見た2つの違いや使い分けを中心に書いてみたいと思います。まずアドネ…

(第15回)広告の市場動向

毎年1回「日本の広告費」という統計が発表されています。電通が主体となり、マス四媒体(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ)、衛生メディア関連、インターネット、プロモーションメディアにおいて、それぞれ日本国内で1年間に使われた広告費を推定したものです。…

(第14回)ネット広告で使われる基本指標

今回はネット広告でよく使われる指標をいくつかピックアップします。知っている人からすると基本的すぎる内容かもしれませんが、逆に言うと、最低限は知っておくべきレベルの内容であるともいえます。今回はネット広告の効果を測る指標と、広告の費用対効果…

(第13回)DSP / SSP / RTBについて

前回のエントリでDMPについて書きました。今回はDMPにも関連する基本的なアドテク用語、三種類をとりあげます。DSP(Demand Side Platform)、SSP(Supply Side Platform)、RTB(Real Time Bidding)です。いずれも広告主と媒体主に対して、広告効果と広告…

(第12回)DMPについて

第一回目のエントリでアドテクノロジーについて少し触れました。そこでも書いたように、ネット広告の特徴は特定ユーザにピンポイントで広告を配信することにあり、それを可能にする技術がアドテクです。アドテクに関する用語はさまざまありますが、今回はDMP…

(第11回)ネット広告の料金体系

インターネット広告の取引形態にいくつかのパターンがあります。一般的に課金方法によって大きく4つに分類されます。基本的な内容ではありますが、本エントリで改めて簡単にまとめてみます。おもに広告主側の視点をまじえながら整理できればと思います。課金…

(第10回)広告掲載レポート

ネット広告の業務フローの一つに「レポーティング業務」があります。広告キャンペーン終了後、広告会社やメディアレップが、インプレッション数やクリック数、コンバージョン数やCPA等といったアドサーバーから出力されたデータをまとめる作業を指します。ま…

(第9回)スマートフォンと縦型動画

ユーザーのメインデバイスがPCからスマートフォンへと移行する中、動画視聴環境も徐々にスマホシフトが進んでいます。スマホ画面に最適化された動画アプリが続々とリリースされている状況、また2020年に向けて総務省主導で第5世代移動通信方式(5G)の開発・…

(第8回)広告クリエイティブとしてのUGC

2015年頃から企業の間で自社商品のUGC(User Generated Content)を広告のクリエイティブとして活用するケースが増えています。UGCとはユーザーによって作成されたコンテンツの総称で、SNSやブログ、動画投稿サイトや写真共有サイトなどに投稿されたあらゆる…

(第7回)インターネット広告と景品表示法

広告に関わる法律規制に「不当景品類及び不当表示防止法(以下、景品表示法)」と呼ばれる法律があります。商品やサービスの適正な選択を阻害するような不当表示・誇大広告から、一般消費者の利益を守るために制定されました。景品表示法では具体的に以下の…

(第6回)動画広告の基本的な話

2017年現在、スマートフォン広告市場の中でとくに伸びている・今後も継続的成長が見込める分野はインフィード広告と動画広告の2つである。過去のエントリでそのように書きました。インフィード広告は第4回で少し触れましたので、今回は動画広告について基本…

(第5回)メディアレップの機能

メディアレップ(Media Representative)とは、インターネット広告の取引において、広告代理店と媒体社の仲介役を担う事業者を指します。広告代理店から見るとメディアレップは広告商品の買付窓口であり、逆に媒体社から見ると販売窓口となっています。メデ…

(第4回)定着したインフィード広告

現在スマートフォン上における主要な広告フォーマットはいくつかありますが、とりわけインフィード広告はその筆頭と言えます。ソーシャルメディアやニュースアプリなど、タイムライン型メディアのコンテンツとコンテンツの間に表示される広告を指します。ユ…

(第3回)JIAAとガイドライン

一般社団法人 日本インタラクティブ広告協会(JIAA)という組織があります。インターネット広告市場の健全な発展と、社会的信頼の向上を図ることを目的に1999年5月に発足しました。会員社数は228社(2017年1月31日現在)で、国内最大手の媒体社やメディアレ…

(第2回)スマホとアドネットワーク

2016年のスマートフォン広告市場規模は4,542億円※(前年比122.2%)、2017年には5,369億円※に達すると見られています。ソーシャルメディア向け広告や動画広告の需要拡大が市場成長に寄与しており、この傾向は数年続くとされ、2020年には2015年の約2倍、約7,50…

(第1回)ネット広告とアドテク

ネット広告の特徴は特定ユーザーにピンポイントで広告を配信することにあります。それを可能にする技術がアドテク、つまりアド(広告)テクノロジー(技術)です。アドテクといっても、その種類や要素技術、関連するプレイヤーが複雑に入り組んでいて、ひと…