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(第54回)乗り換えアプリ「駅すぱあと」で新たなオーディエンスターゲティング広告が可能に

乗り換え案内アプリ「駅すぱあと」を提供する株式会社ヴァル研究所は4月3日、同アプリ内で保有しているユーザの行動データを活用した、新たなオーディエンス広告を提供すると発表しました。

特徴は、ユーザの移動予測データを活用し、生活圏や趣味趣向を独自にセグメント化する点にあります。従来のオーディエンスターゲティング広告では、主にユーザのウェブページの閲覧履歴をもとに年代や趣味趣向を推定することでターゲティングを行ってきました。しかし今回の新たなオーディエンス広告は、同社保有の「移動予測データ」と「実際の行動データ」の組み合わせで、より高い精度でターゲティングを行なうことが可能になったとしています。

たとえば、ある自動車メーカーが新型SUVを訴求したい場合、「週末に公園によく行く」「連休にはスキー場へ行く」といった行動しているユーザを「アウトドア好きのファミリー層」と推定し、新型SUVに乗って家族でスキーを楽しむ広告クリエイティブを配信する、といったことが可能になるわけです。

今後は複数の行動履歴を掛け合わせ、より立体的なペルソナ(ユーザー像)をもとにしたオーディエンスターゲティング配信にも対応していきたいとしています。


(参考)
移動情報を分析しユーザーのペルソナを推定!
駅すぱあと」新たなオーディエンスターゲティング広告を開発、4月提供開始
https://www.val.co.jp/topics/2017/0329.html