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(第41回)東急エージェンシー、Beacon技術を活用した広告商品の実証実験

東急エージェンシーは、電車の中吊り広告とコミュニケーションアプリ「LINE」を組み合わせた新たな広告商品の実証実験を開始しました。期間は2017年3月20日から4月2日までの2週間。場所は東急東横線みなとみらい線の電車44編成で実施されています。大きな特徴として、この実証実験には「LINE Beacon」の技術が活用されており、鉄道において同技術が活用されるのは日本初となるそうです。

内容としては、旅行会社AIRDOが企画した「北海道へ行こう!当たる 2week!キャンペーン」という中吊り広告が設置された電車内で、乗客がBluetoothが受信可能な状態のスマートフォンで「LINE」を立ち上げると、同キャンペーンを告知する緑色のバナーが表示されといった具合です。乗客はこの告知バナーをタップし、指示に従って進めることで、キャンペーン応募用のメッセージが受信できる仕組みとなっています。

今回実施した背景について、東急エージェンシー側は、近年電車内でスマートフォンを利用する乗客が増加している状況の中、生活者の行動様式に則した効果的な情報配信モデルを模索したい考えがあったようです。一方AIRDO側は、エアラインとして初めて「LINE」による搭乗サービスを提供するなど、従来からLINEを活用したさまざまな取組を進めており、今回の実証実験もその延長線上の新しい挑戦と位置づけているようです。

東急エージェンシーは、引き続きデジタルテクノロジーを活用し交通広告や屋外広告と掛け合わせることで、広告手法の活用法を進化させていきたいと今後の展望を語っています。またAIRDOも、「LINE」活用の幅をさらに拡げていき、搭乗顧客や潜在顧客に提供するさまざまな体験を、これまで以上により豊かにしてきたいとしています。


(参考)
東急エージェンシー、ビーコン技術を活用し電車内の広告を拡張する新規メディアを開発
http://www.tokyu-agc.co.jp/news/2017/release20170317.pdf